こんにちは。かてぃ(@K___hygge)です。
このページをご覧になってくださった方は今「妊活」についてご興味がある方が多くいらっしゃるかなと思います。
妊活、というと「どんな活動なの?」と調べてみると色々な情報が飛び交ってきますよね。
自己タイミング、排卵検査薬、人工授精、体外受精…..
私ってどの段階から始めればいいんだろう?病院はどこへいけば?
と私も混乱していたのを覚えています。
結論からになってしまいますが、妊活を意識して日が浅い場合
- 自分の体の状態を調べてもらうために産婦人科、もしくは不妊治療専門のクリニックへ行ってみよう
- 産婦人科・不妊専門のクリニックどちらに行くかは、自分自身の気持ちで決めてOK
- 不妊治療専門のクリニックへの初診はあまりハードルが高いものではない
- とにかく通いやすい、もしくは平日でも通える時間帯に空いている病院を探す
と考えていただいていいかと思います。
後述でその理由をお伝えさせていただきますね!
ここでは「妊活のために病院へ行ってみよう!」と思った方へ向けて、どんな観点からクリニックを選ぶべきなのかを私自身の体験を含めてお伝えしたいと思っています。
- 妊活を始めたいけど、どんな病院の病院にいけばいいんだろう?
- 不妊治療専門のクリニックが気になるけど、たくさんありすぎて選べない
初めての妊活。私は不妊なのかな?
どこからが不妊?
妊活をはじめたいけど、インターネットで妊活をしている人って大体「不妊治療」と言っている…
私はまだ自分が不妊かどうかすらわかっていないんだけど、どうなんだろう…?
と思っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的には
「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」
出典:https://www.sugiyama.or.jp/comic/
とされています。
ここでいう一定期間とは1年と設定されている場合が多いようですね。
確かにデータ上では妊娠を望んでいた場合の1年以内の妊娠確率は9割と言われていますが、夫婦生活を送る頻度などはそれこそ人それぞれですよね。
特に日本のように長い時間お仕事があるような夫婦ですと、この定義の範囲内に収まることはもっと難しいのではないかなと思います。
実際、私も全くあてはまりませんでした…..
ですので、
「なんとなく子供が欲しいと思うようになってから可能な限り夫婦生活をとっているけど妊娠しない….私って不妊なのかな?」
とすぐに焦って結論を出さなくても大丈夫です。
子供が欲しいとおもってどのくらいの期間が経ったのかというよりも、実際に妊娠するために必要な行動をどのくらい取れていたのか(あけすけで申し訳ないです..)に注目した方が良いかもしれません。
不妊である可能性は検査でわかる
とはいえ、いくら一般的なデータとにらめっこをしてもそこから自分自身の体の状況を知ることはできません。
ただ偶然にタイミングが悪く妊娠ができなかったのか、それが体の状態によるものなのかは検査をしてみないとわからないということになります。
不妊治療をする上で一番辛いことなのですが、検査をして問題がないからといってすぐに妊娠ができるかといえば答えはノーになってしまいます。
原因不明不妊、と呼ばれるように現在の検査だけではわからない不妊要因があることも。
一方で、検査をすることで投薬や食事改善、または高度不妊治療によって解決する手がかりを得られることもとても多いです。
例えば妊活をしている時に「生理周期が長い時があるな」とか「生理の時に耐えられないくらいの腹痛がある」という場合には、まずは検査をしてご自身の体の状況を知る機会を持ってもいいと思います。
ちなみに私はありがたくも不妊治療….というような治療に進んではいないですが、不妊治療の初期の検査で行われる卵管造影検査で「卵管狭窄(卵巣から子宮までの道のりが細い)」ことがわかりました。
妊活のために行く病院って?
それでは、妊活に興味を持って少しでも詳しく検査をしていきたい、もしくは妊娠に繋がる手立てを知りたいという方は病院へ行くことになるかなと思います。
ここではざっくりと(とてもざっくりですが)妊活をする際にお世話になる病院は下記のどちらかになると思います。
各病院のメリット、デメリットをご紹介したいと思います。
産婦人科
子宮頸癌検診やその他定期的な検診に行く際、みなさんがよく利用されていらっしゃる病院だと思います。
「レディースクリニック」という名前での産婦人科もありますね。
ここでは名前の通り「産科」と「婦人科」が合体した病院であると言えて、受診される方妊婦の方からビタミンCの注射を打ちにきた、なんて方もいらっしゃりと身近に感じる病院です。
すでにかかりつけの産婦人科であれば妊活を開始したいという話をする機会もあるでしょうから、妊活へのハードルが下がりますよね。
ただ、あくまで不妊治療専門のクリニックと比べてになりますが、産婦人科で行える妊活(ゆくゆくは不妊治療)は対応範囲が若干狭いところが多いと思います。
例えば、妊活の始めに多くの方が経験される「エコー検査で排卵状況を確認して夫婦生活の日を指導してもらう(タイミング指導)」方法や、簡易的な血液検査がメインになります。
(産婦人科という名前がついていても、生殖医療科という科が存在している場合はその限りではありません。)
つまり、体の中から卵子を取り出して受精をさせる体外受精などのような高度不妊治療には対応していない病院もあるということになります。
もしも妊活を初めて体外受精へ挑戦することとなった場合、転院が必要となります。
不妊専門専門のクリニック
こちらは不妊治療に特化したクリニックのことを指します。
基本的には完全予約制である場合が多いです。
初診で現段階での妊娠に関わる状況や血液検査実施の有無などを聞かれベーシックとなる不妊の検査(血液検査)を実施します。
流石に不妊治療専門ということもあって、初診の結果から色々な提案(どの方法で治療していくのか)をしてくれるので、妊活はプロに任せたい!という方にはお勧めのクリニックだと思います。
また、不妊治療専門のクリニックはお子さんが入れない場合が多いです。
付き添いに関しても、現在は新型コロナウィルスの影響で制限されている場合も多いです。
不妊治療専門のクリニックへ行ってみたい!
不妊じゃないと行ってはいけない?
妊活を初めてみたい!と心が決まってせっかくなら不妊治療専門のクリニックにいきたいと思う方も多いと思います。
ですが、一方でまったく妊活を初めてないのにいきなり不妊治療クリニックへ行っても大丈夫なのかな?と思われるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
私が経験したお話ですと、基本的にはOKだと思います。
私自身も上で説明したように「1年の夫婦生活を過ごしても妊娠しない」という状況には当てはまらない状況で不妊治療専門のクリニックへ通院を決めました。
なお、産婦人科からの紹介状もなしの状態です。
不妊治療専門のクリニックでは初診の時に今までの妊活経歴を聞かれることがあると思いますので皆さんご自身がどういう試みをしたのか(もしくはしていないのか)をそのままお伝えしていけばいいと思います。
雰囲気はどんなところが多い?
不妊治療専門のクリニックは、そもそも生殖医療技術のめざましい進展が近年であるということもあり、比較的新しく綺麗な場所であることが多いです。
前述した通りお子さんや付き添いの方が入れないことが多いので、基本的には女性だけが待合室にいるような状況です。
待ち時間もとても長いのでは?とお考えの方もいると思いますが、そちらは意外と時間帯・病院によって短いこともあります。
参考ですが私が行っているクリニックでは朝一番(8時)での診察は30分以内に終わることが多いです。
とはいえ、やはり人気のクリニックは相対的に待ち時間が長いと言われているようです。(1時間半〜2時間)
長時間待つこともあらかじめ考えられていて、Wi-Fiが無料で使えたりスマートフォンの充電器を無料で貸してくれるクリニックもありますよ。
オンライン診療があるところも!
毎回そんなに長い時間を待てないよ!という忙しい方は、一部の問診などをオンライン診療で実施しているクリニックを利用されるといいかもしれません。
特に男性などはクリニックへ行かれ慣れていらっしゃらないと思うので、長い時間クリニックで待つことも少しつらいというもの。
オンラインであれば時間を決めてお家で受診できるので、お仕事の間を縫って時間を作ることも可能ですね。
- オンライン診療で受けられる項目は限られています。(医師との問診など)
- 少しでも通院回数を減らすという意味で、オンライン診療を行っている不妊治療専門クリニックを探してみて良いかもしれません。
不妊治療専門のクリニックを選ぶときに気をつけたこと
それでは実際にクリニックを選ぶにあたりどのようなことに気をつけたのか?
私は大きく分けて3つの観点で病院を選びました。
- 自分がどのレベルからスタートしたいか
- ステップアップ(=高度不妊治療)をする予定はあるか
- 通える範囲にあるか、通える時間に空いているか
自分がどのレベルからスタートしたいか
妊活とはいうけれど、まずはどんなことを病院に望んでいるのかを一度整理しました。
一部の不妊治療専門クリニックでは、妊活の初期ステップであるタイミング指導*を積極的に行なっていないクリニックがあることを知ったからです。
*タイミング指導とは、人工受精や体外受精などとは異なり定期的に排卵状況をエコーで見てもらい、この日(2-3日)に夫婦生活(性交渉)をとってね!と指示してもらう方法です。
私の場合は
- 体の状態を知ること(詳細な検査)
- 検査に大きな問題がなければ、年齢も考慮し高度不妊治療ではなくタイミング指導から始めたいこと
を考えていました。
ステップアップ(=高度不妊治療へ進むこと)をする予定はあるか
これはパートナーさんとお話をすることがキーポイントとなります。
不妊治療はニュースでも話題になっている通り、不妊治療はとてもお金がかかる上に残念ながら年齢にある程度制限があります。
私はどこまでであれば治療をしたいのか、
人工授精までなのか、体外授精も挑戦したいのか。
体外受精をすでに見据えていらっしゃる場合は高度生殖医療技術の結果レポートがしっかり出ている病院が望ましいかと思います。
私の場合はまずは体の状況を知ってからどこまで治療をしていきたいか相談したいとう意向があったので、どこまでの高度医療技術を提供しているかについては優先度が低めな項目でした。
通える範囲にあるか、通える時間にあるか
最後にお話する項目が私にとっては重要でした。
通える範囲にあるところ、「平日」に通える時間に空いているか。です。
不妊治療(妊活のためのタイミング指導含む)というのは一度行ったっきりではなく、何度も通院をする必要があります。
卵胞の育ち具合など、場合によっては自身の都合の良い日にち(土日)ではない日に来てください、なんて言われることもあります。
卵胞の成長はコントロールすることはできません。(遅らせることはできません。)
体外受精を考えているから遠くても有名なクリニックへ行く!という訳でなければ、平日でもなんとか通える範囲で、仕事にできるだけ支障をきたさない病院を選ぶことが重要になります。
幸いにも私は朝8時から夜9時まで開いている病院を見つけられたため、そこへ通っています。
ご自身の妊活のプラン(タイミング指導なのか、人工授精なのか、等)によって通院回数が変わると思いますが
まずは妊活を始める上で通いやすい病院を選ぶことはメリットが大きいです。
高度不妊治療となると拘束時間や遠い病院への通院などが出てきて非常に大変だと思いますが、その手前のステップは通いやすい範囲での病院選びも十分にありだと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
不妊治療専門のクリニックとなると、初心者は通っていいのかな?という疑問に答えることができたら嬉しいです。
私もまだ不妊治療専門のクリニックに通っていますが、先生や看護師さん含め全ての方がとても暖かい印象です。
最初の一歩は緊張すると思いますが、通院しながらの妊活をはじめようと思った方は是非新しい環境にとびこんでみてください。
ご覧いただきましてありがとうございました〜。
終わり